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「人の血はもう百年吸っていません」と言う美しい吸血鬼の常連さんが、夜だけ開く古書店の私の首筋にだけ甘噛みが止まりませんの作品名教えて!|【女性向け】
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雪の降る北の港町、鴎崎。
FANZA
石畳の路地の古本屋「白鴎堂」は、夕方六時から夜中の零時まで、夜だけ店を開けている。
亡き祖父の店を継いだ、本の虫の店主・しずく(26)。
初雪の夜から毎晩、閉店十分前にやってくる常連さんがいる。
プラチナブロンドに、淡い青灰の瞳。上品な物腰の、美しい外国の人。
彼が一冊だけ本を買って帰るころ、その髪に積もった雪は、なぜかまだ解けていない。
ある夜、本を包む紙で指を切ったしずくの前で、彼は口元を手で覆って後ずさった。
「私は吸血鬼です。……ご安心ください。人の血は、もう百年吸っていません」
――なのに。
しずくがマフラーをほどくと、彼は目を逸らす。
「首は……しまっておいていただけますか」
冬は渇くのだという。あなたの血は、甘い匂いがするのだという。
「牙は立てません。歯を当てるだけ。……それでも、いいですか」
閉店後の帳場で、毎晩ひとつずつ増えていく甘噛み。
冷たい指が、私の体温で少しずつ温まっていく。
百年我慢してきたはずの吸血鬼さんが、私の首筋にだけ、止まらない。
けれど、しずくはまだ知らない。
彼が毎晩、閉店十分前に来る理由を。
祖父の金庫に、五年前の自分の字で書かれた手紙が眠っていることを。
雪の港町、夜だけの古書店で。
三百年を生きた吸血鬼と、本の虫の店主の、冬の恋。
――――――――――
◆登場人物
■小野寺 しずく(おのでら しずく)26歳
古書店「白鴎堂」の店主。祖父が亡くなり、東京の書店を辞めて港町へ戻った。
祖父の代からの「夜だけの古本屋」を一人で開けている。
黒縁の丸眼鏡に、祖母の手編みのマフラー。髪は鉛筆一本でまとめる。
本の虫で人見知り。吸血鬼小説は一通り読んでいる。心の中のツッコミが多い。
■ノエル・ヴァレンタイン 見た目28歳(実年齢は三百歳あまり)/185センチ
灯台坂の上の洋館に住む翻訳家。正体は吸血鬼。
プラチナブロンドに淡い青灰の瞳。上品で、少し古風な丁寧語を話す。
百年前、白鴎堂で買った一冊の本をきっかけに、人の血を断った。
毎晩、閉店十分前に来て、本を一冊だけ買っていく。
渇きをこらえるとき、口元を手の甲で覆う癖がある。
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◆目次
第1章 閉店十分前の常連さん
第2章 写真に写らないひと
第3章 甘噛み
第4章 招かれた夜 ★
第5章 灯台坂の洋館 ★
第6章 大晦日の汽笛
第7章 百年ぶりの一口 ★
第8章 もう一度、忘れさせて
第9章 五年前の雪 ★
第10章 同じ速さで ★
番外編 閉店十分前の理由(ノエル視点)
★…性的描写あり
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◆作品仕様
・本文:約76,600字(番外編を含む)/PDF 256ページ(縦書き・文庫サイズ)
・ノエル視点の番外編「閉店十分前の理由」を収録
・体験版:第1章〜第2章を収録
・表紙イラスト:生成AIを使用
・本文:一部に生成AIを使用(下書きに使用し、作者が加筆・修正)
・プレイ内容:人外(吸血鬼)/処女/甘々/甘噛み/吸血(痛みのない甘い吸血)/焦らし/言葉責め(甘め) ほか
・ハッピーエンドです。主人公が傷つけられる展開、無理やりな描写、怖い流血描写はありません
・登場人物は全員成人です。本作はフィクションであり、実在の人物・団体・地名とは関係ありません
